- 日時:2024年5月11日 9:00‐11:30
- 場所:研修ほ場@大府市米田
- 天気/気温: https://tenki.jp/forecast/5/26/5110/23223/1hour.html
- やったこと
- 座学(苗の定植、作付け計画)
- 順化(通称ならし)とは、ハウスから出したばかりの苗を畑に定植す
る前に、南向きの軒下において外の寒さに慣らすこと。畑は開けていて、特に夜になると寒くなるので植物とはいえ環境に慣らすことが必要で、定植後に育ちやすい - 20‐30年前に比べて日本の気候も大きく変わっているため、時期や方法は気候をよく観察して行うこと
- 先週は最低気温が10度程度の日もあって、夏野菜が枯れてしまわないか心配があった
- 苗を育てるときには、芽が出たら日光に当てる必要があるが、うまくいかないと節の間が空いている苗になる。
- 良い苗の特徴<―>よくなくても育てられる(トマトは苗の下のほうも土に入れると根っこが生える:寝かせ植え)
- 双葉が下に残っている
- 茎が太い
- 葉の色が淡い緑
- 根っこの量が多い
- マルチング(通称マルチ)。土をシートで被うマルチがけのことで、ビニールや藁などで畝を覆い、土の醸成や野菜の保湿、雨の跳ね返り、直射日光から保護するなどの効果がある。
- トンネルがけとは、畝の上にトンネル型のフレームを立てて、ビニールや寒冷紗、不織布などで覆う。寒さや虫などから野菜を守る効果がある。
- 定植の方法(今回はピーマン、ナス、トマトをこの方法で)
- 順化(通称ならし)とは、ハウスから出したばかりの苗を畑に定植す
- 苗をバケツにぶくぶくとたっぷり浸して水を吸わせる(1-2分間)
- 畝の深さ20㎝、直径20㎝に堀る
- 堆肥&ぼかしを混ぜたものを底に入れ、間土をかける
- 上に苗を植える ぎゅっぎゅっと軽く押す
- 仮支柱を立てる 根を守るために斜めにたてて、朝の紐を8の字にして固定する
- 敷き藁を敷く
- 実技(ピーマン、ナス、トマト定植、共同畑の畝立てと天狗ナス定植)
- 個人畑の2つ目の畝に、ピーマン、ナス、トマトを定植した
- ピーマンやナスは剪定をうまくすれば、秋まで収穫が可能なので、実演のために2株は端っこに定植する
- 花の位置をみて、同じ方向に向けると収穫の時にやりやすい(トマトは同じ方向にしか実がつかない)
- 共同ほ場に天狗ナスx13株を定植するため、畝70cm(畝間鍬3つ分)を立てた
- 畝に白砂も混ざっていて問題ない 邪魔ならどかす程度
- 見本畑にちりめんかぼちゃx3株、わせかりもりx8株を定植していただき、ズッキーニのようにウリハムシに食われないよう寒冷紗をかけた
- 長い寒冷紗の場合は端に固定する支柱をたてて、寒冷紗のはっしこを2周させた後に麻ひもで固定する(引っ張って反対側も
- その他
- 来週は収穫とマルシェ出店があるので8時半からスタート
- 収穫用のはさみを準備する
- メモ・感想
- 畝立ては少しスムーズにできるようになってきた気がする
- 前回種を撒いた水菜や小松菜が見本畑はすごくきれいに芽が出ていたが、自分のところはちょっとしか出ていなかったので、種は大目に撒いたほうが良いらしい<-結構適当にやったから自業自得
- 天気や気温の変化がとても重要ということが分かってきたので、毎日の天気予報とか温度をもう少し気を付けてみないといけない
- 虫に食われるのは防げるなら防ぎたい
- 今後自分がどこまで真剣にやれるのか考えてみたい
- このままだと、ただ参加してやった気になって終わりそうだから何か強制する方法を考えよう
- 実技(ピーマン、ナス、トマト定植、共同畑の畝立てと天狗ナス定植)
- 座学(苗の定植、作付け計画)
菌ちゃん土づくり実演会に参加して
- 日時:2024年4月29日 10:00‐14:00
- 場所:大府市月見町
- 天気/気温:https://tenki.jp/forecast/5/26/5110/23223/1hour.html
- 講師 鈴木聡真さん
- やったこと
- 畑での畝つくりの実演
- まずは、畝の幅を決めて(約170㎝)、周りの土を掘る
- 畝の端に太い気(丸太みたいな)を並べる
- 高さ50㎝程度になるように土を盛る
- 木の枝を5㎝程度に細かくして、畝の上に散らばらせる
- 被せるように落ち葉を散らばらせる
- 軽く土を被せる
- (その後)雨が降るのを待ち、雨で水分を含ませる
- (その後)マルチシートを被せ、重しを乗せる<-毛細管現象
- (その後)2‐3か月後に穴を空けて、苗を植える場所の木々をどけて、土をグーで抑えて苗を植える
- (その後)収穫が済んだら、茎を切って根はそのまま残し、次の苗を植える
- 座学
- 菌ちゃん先生こと吉田俊道さん@長崎の、菌ちゃん農法を広める活動
- 菌ちゃん農法とは微生物の力を最大限に活かした有機農法の一種
- 自然界にはたくさんの微生物=細菌が存在して(手10M、口内200B、腸内1T)良い菌が大半を占める(良い菌700:悪い菌1)
- 一般的な有機農法は腐敗による失敗をしやすい、自然農法は土づくりに5‐10年かかる、菌ちゃん農法は短時間で土づくりをする
- 糸状菌を増やすことが最重要、窒素固定細菌とつながって、空気中の窒素を吸収する
- 元気な土から作られるミネラル豊富で抗酸化成分を含む高栄養価な野菜は虫には消化できないため食べられない
- 7代栄養素の植物栄養素(ファイトケミカル)=抗酸化成分?
- 化学肥料(N窒素、Kカリウム、Pリン)で作られた土はミネラルが足りなく、そこで作られる野菜にもミネラルが足りず、現代の健康被害につながっている
- 光合成により、水(H2O)を二酸化炭素(CO2)を吸収し、酸素(O2)とブドウ糖(C3H6O3)を生成する
- ブドウ糖の半分は土に放出されるため、微生物たちの栄養となり土の醸成に役立つ
- 窒素固定性菌により、窒素を吸収できるためタンパク質の元となるアミノ酸を生成することができる
- 畑での畝つくりの実演
- メモ・感想
-
- 栄養素や生成される成分を説明していただいて納得感があって、もっと構造を理解したいと思える内容だった
- 見た目のインパクトがありすぎて、ぜひ試してみたいと思う内容だった
- たぶん、理解をするのに時間が足りないので、もう少し理解が進んでいく段階の時に、もう一度話を聞いてみたい(オンライン講座)
ブログをはじめます
こんにちは、スギちゃんとしてブログをはじめます。
とりあえずは、2024年は農業講座の内容を中心に日記みたいな感じで投稿していきたいなと思っています。
初めての投稿は、4月27日の開講式と共に始まった有機栽培の講座の内容になります。
すでに4月13日、20日にプレ開催もされているので、その時のメモ合わせて書いていま~す。
ゆるく、自分の備忘録みたいな感じで始めつつ、徐々に改善していきたいと思います。
今回は座学から始まって、そのあと実技となりました。
色々知識を勉強しつつ、実技で実践の数を増やしていきたいのでとても良い機会だなーと思いました。
皆さん雨の心配をしていたようですが、全然天気予報も気にしない生活をしていたので、農業をするには少し気候に気を付けていきたいと思いますね~
ーー
- 日時:2024年4月27日 9:00‐11:30
- 場所:研修ほ場@大府市米田
- 天気/気温:https://tenki.jp/forecast/5/26/5110/23223/1hour.html
- やったこと
- 開講式
- 正式に4/27(土)から開講
- 関係者からのご挨拶
- 座学(有機農業とは、自然に学ぶ、基本技術、観察と記録)
- 有機農業とは、自然農法や自然栽培を含む自然と共生する農業のことを指します。具体的には自然界にあるものをそのまま活用(というか利用させてもらう)するイメージかなと理解
- 人の手は1割程度で、基本的には天(5割)・地(4割)で野菜は育つ
- 自然界の生態系を観察・理解することで、農業にも生かすことができる(例:サツマイモの葉は144度ごとについて、近い葉が重なって光合成を邪魔しないようになっている)
- 野菜は人間が食すために変化してきたため、天然の自然生物や植物よりは弱く農業の知恵を活かして育てることができる
- 落ち葉や枯れ枝、糞、死骸などを小さい昆虫や微生物が分解して“腐植”となり、栄養分となる
- “有機野菜(オーガニック野菜)”には有機JAS認証が必要
- 花の咲く時期や節気(春分、立春など)、空(空、雲、月など)を観察して、先人たちの知恵や気象や気温変化を参考に農業に生かす
- よい土づくり(通気性、水はけ、水持ち)がとても重要
- 開講式
団粒構造:ミクロ団粒/マクロ団粒を糸状菌がまとめた構造
-
-
- 団粒構造の土は“地力”が高く、病気や虫の被害を受けにくく、このような土を作るには有機物(もみ殻、藁、小枝などの硬いもの)を適量入れて3‐5年程度の長い期間をかけてじっくり育てる
- 堆肥は、作物の栄養分というよりは微生物を増やして健康な土づくりに必要で、雑草や落ち葉などに窒素資材(米ぬかや糞)を混ぜて発酵させる ※発行肥料(通称ぼかし肥料)、育苗培土(培養土)
- ぼかし肥料の作り方はおからと米ぬかと水分を混ぜて、夏だと2週間くらい発行されると出来上がる(乾いていて甘酒みたいなにおい)
- 同じ畑に同じ野菜を作り続けると病気や外注が増える(連作障害)ため、毎年エリアを変えて栽培する(輪作)ことが有効で、混植(コンパニオンプランツ)も有効
- 雑草は敵ではなく、共生して生かす
-
生かし方:有機物マルチ、土壌の材料、水分を保つ、敵の住処など
-
- 害虫を少なくする方法はいくつかあるが、“テデトール(手で取る)”が必須である
- 畑に植付けした後の水は、天気に任せて野菜を甘えさせない(水がない時期は根が伸びるために必要ような時期)
- 実技(鉢上げ、共同ほ場の畝立て、植付け)
- メモ・感想(プレ開催も含める)
- プレ開催から合わせて今回で3回目となった
- これまでは、畝がある畑しか見たことがなかったのでどれくらいの大きさで、どうやって畝を立てるのか全く分からなかったがやることがわかって手を動かせば難しい事ではないように感じる
- 畑には石や根っこ、雑草、固まった粘土など含まれていて、取り除いたほうがいいのかと思っていたが、有機農業では何もしなくて良くて驚いている(例えば、石は根を伸ばす邪魔をするが、野菜に軽いストレスをかけて良い効果がある。根っこや雑草は有機物として土壌づくりに必要だし、固まった土も乾けばバラバラとなってくる)
- ある程度育った野菜は、多少のストレスが必要なので基本は自然の中で育つように見守るが、苗を育てる間はある程度栄養や水をコントロールしてあげて目をかけてあげる必要があるらしい
- 植付けの前には、ポットをバケツの水につけてぶくぶく気泡が出なくなってから1‐2分くらいつけて十分な水を吸わせてから畑に出す
- 畑へ植え付ける前には、4‐5日間自然の風に当てて慣らす必要がある
- ホームセンターで買ってきた苗とかは特に気を付ける必要があって、ビニールハウスで育っているから準備期間が必要
- 2回目(4/20)にズッキーニの定植をしたが株間は10mくらいで、ある程度数を植えないと受粉が難しいらしいが、できれば人工授粉もやるかも
- 敷き藁や米ぬかを撒いて保湿したり、雨の跳ね返りから土壌細菌に感染するのを防ぐ
- 2回目(4/20)に個人ほ場にジャガイモの種芋(約100g)を植え付けたが、ジャガイモは根っこがつながっていたところを中心に目が分散するように2等分して5㎝くらい掘って、基本的には切り口を下にして植え付ける
- 切り口は上でも下でも大きくは変わらないらしいので、端っこ3つ分は切り口を上にしてみた